バムボヤ鉱(Bambollaite)


San Miguel Mine, Moctezuma, Mexico
Cu(Se,Te)2
画像幅 7mm

バムボヤ鉱は、写真中の銀色の部分に含まれている。この産地の近くにあるBambolla鉱山で1972年に発見された珍しい鉱物である。現在のところ、テルル鉱物の大産地であるMoctezumaの3ヶ所の鉱山からしか発見されていない。

カルコゲン過剰の銅鉱物で、セレンとテルルでほぼ100%であり、硫黄は殆ど含まない。方解石と石英の鉱脈中に、必ずクロックマン鉱(Klockmannite)との集合として産出する。自然セレン、自然テルルと共存し、分解物であるカルコメン石(Chalcomenite)が生じていることがある。

「バンボラ鉱」と書かれることが多いが、原産地メキシコの公用語であるスペイン語からすれば「バムボヤ鉱」の方が正しい。

当初、比重は5.02と報告されていたが、のちに5.64と訂正されている。

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