バラトフ石(Baratovite)


愛媛県越智郡上島町岩城船越
KCa7Ti2Li3Si12O36(OH)2
画像幅 21mm

写真中の白い部分に含まれているのがバラトフ石である。鶯色の部分は杉石(Sugilite)である。

色は白いので母岩と見分けはつかないが、短波紫外線の照射で青白く光るので見分けがつく。

当初、この産地のバラトフ石は、バラトフ石の弗素置換体である片山石(Katayamalite)とされ、1983年にこの産地を原産地として登録された。しかしその後、当初水酸が多いとされた原記載のバラトフ石が、弗素が多いことが明らかになり、片山石と同一とされてしまった。バラトフ石は1975年にタジキスタンで発見されているので、後に記載された片山石は記載が消されることになる。

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