ベリロナイト(Beryllonite)
Paprok, Kunar Province, Afghanistan
NaBePO4
標本幅 20mm
ベリロナイトはナトリウムとベリリウムの燐酸塩鉱物で、名前もベリリウムを含むことに因んでいる。 単純な組成をしているがマイナーな鉱物で、あまり鉱物図鑑でも見かけないが、それでもルースとしては比較的出回っているほうである。ただ、屈折率が石英より低いので、魅力には乏しい。 ベリロナイトの標本は2種類の姿があり、ひとつは、この標本のような、針状結晶が集合して外観がテレビ石になっているようないるもので、このタイプはアフガニスタン産が多い。もう一つは、透明な結晶で、これはブラジル産に多い。双晶をして六角形に近い形をとることもある。 |