炭酸青針銅鉱(Carbonatecyanotrichite)


新潟県東蒲原郡阿賀町新谷三川鉱山
Cu4Al4(CO3,SO4)(OH)12・2H2O
画像幅 5mm

写真中の青い球体が炭酸青針銅鉱である。水色の部分は銅アルミナ石(Chalcoalumite)である。

珍しい銅の二次鉱物で、青針銅鉱(Cyanotrichite)に見かけが似ている。というより、同じ産地で両方出ることがあり、肉眼鑑定は難しい。青針銅鉱にある硫酸塩基を、炭酸塩基に置換したものに相当する。かつての英名は「Carbonate-cyanotrichite」であり、ハイフンが間に入っていたが、現在では一続きに統一されている。

炭酸青針銅鉱は、分類がややこしい鉱物である。炭酸塩基が卓越しているが、青針銅鉱が硫酸塩鉱物に分類されていることから、炭酸塩鉱物ではなく硫酸塩鉱物に一応分類されている。しかし、これは暫定的な分類であり、最近はカメロー石(Camerolaite)という、アンチモン酸水素塩が卓越した種が発見され、さらにややこしいことになっている。このままだと、カメロー石は広義の意味での燐酸塩鉱物に分類されるからである。同じ鉱物グループ内に、硫酸塩鉱物と炭酸塩鉱物と燐酸塩鉱物が含まれているのである。将来的には、このグループは水酸化鉱物に分類されるかもしれない。

ちなみに、完全に炭酸塩基に置換されている炭酸青針銅鉱は知られていない。

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