シャブヌル鉱(Chabourneite)


北海道虻田郡洞爺湖町早月洞爺鉱山
Tl21-xPb2x(Sb,As)91-xS147 (x=0-17.5)
標本幅 2mm

写真中の黒い部分がシャブルヌ鉱である。

タリウムを含むかなり複雑な組成の鉱物である。

この産地とフランスのJas Rouxでほぼ同じ時期に研究されていたものの、日本が少しだけ論文提出が遅く、命名権を逃したという逸話がある。しかし最近になって、Jas Rouxのシャブルヌ鉱はハッチソン鉱(Hutchinsonite)とサルトリ鉱(Sartorite)に分けられたという話がある。もしかすると原産地の記載は取り消される可能性がある。

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