コキンボ石(Coquimbite)


北海道亀田郡七飯町精進川鉱山
Fe2-xAlx(SO4)3・9H2O (x<0.5)
標本幅 12mm

コキンボ石は、鉄とアルミニウムの硫酸塩鉱物である。

コキンボ石は水溶性の鉱物であるが、北海道でも産出するため希産鉱物の中では割と知名度がある鉱物である。湿気が多い空気では色があせて別の鉱物へと変質するらしい。

特徴的な紫色をしていればすぐにコキンボ石と見分けが付くと思われがちだが、実際には簡単ではない。コキンボ石のアルミニウムと鉄の量はある程度幅を持って変化するが、アルミニウムが多くなればアルミノコキンボ石(Aluminococquimbite)、逆にアルミニウムを全く含まなければパラコキンボ石(Paracoquimbite)となる。これらは見かけでは全く区別が付かないらしい。したがってこの標本も本当にコキンボ石かはわからない。三者はどれも三方晶系であり、アルミノコキンボ石とパラコキンボ石の組成を見れば、コキンボ石の組成は中間的であり亜種のようにも思えるが、結晶構造が微妙に違うらしく、コキンボ石は今のところ独立種である。

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