デクレスピグニー石(Decrespignyite-(Y))


Paratoo Copper Mine, Yunta, Olary Province, South Australia, Australia(原産地)
(Y,REE)4Cu(CO3)4Cl(OH)5・2H2O
画像幅 5mm

写真中の明るい青い部分がデクレスピグニー石である。白い球状集合はカンポーグ石(Kamphaugite-(Y))である。この産地で2002年に発見された珍しい鉱物である。

希土類元素を含む炭酸塩鉱物で、希土類の部分はかなり多種多様な希土類を含む。イットリウムの次に来るREEには、ガドリニウム、ジプスロシウム、ホルミウム、エルビウム、ネオジム、サマリウム、テルビウム、ランタン、プラセオジムが、原記載には書かれている。特にホルミウムの2.28%は全鉱物の中で一番多い割合である。

デクレスピグニー石は、粘板岩の隙間を埋めるような結晶の集合、あるいは皮膜として産出する。結晶1個の大きさは最大でも0.05mmとかなり小さい。

今のところ原産地でしか産出報告が無い。

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