オイゲン鉱(Eugenite)


Copiapo Province, Atacama Region, Chile
Ag11Hg2
画像幅 6mm

写真中央部に見える淡い真鍮色の金属部分がオイゲン鉱である。右上に見える銀白色の部分はルアンヘ鉱(Luanheite)である。
苦灰石質の赤鉄鉱を含む砂岩中の割れ目に着生する。同じ銀アマルガム鉱物であるルアンヘ鉱と混ざり合って産出するが、他の重金属鉱物は一切伴わないという特殊な産状である。
銀と水銀の合金(アマルガム)では「コングスベルグ鉱(Kongsbergite)」が有名であるが、コングスベルグ鉱は独立種ではないのに対し、オイゲン鉱は独立種である。

オイゲン鉱の発見年は1986年と、そう古いことではない。
銀アマルガム鉱物は五種類あるが、オイゲン鉱はこの中で最も銀の割合が高いものである。

オイゲン鉱は、発音による和名の表記ゆれが激しい鉱物でもある。「オイゲン鉱」のほか、「ユーゲン鉱」や「オイジェン鉱」という和名もある。英語の発音には「ユーゲン鉱」が最も近い。
英名 和名 組成 Ag/Hg比
Moschellandsbergite モシェルランズベルグ鉱 Ag2Hg3 0.67
Schachnerite シャフネル鉱 Ag1.1Hg0.9 1.22
Paraschachnerite パラシャフネル鉱 Ag3Hg2 1.50
Luanheite ルアンヘ鉱 Ag3Hg 3.00
Eugenite オイゲン鉱 Ag11Hg2 5.50

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