古遠部鉱(Furutobeite)


秋田県鹿角郡小坂町古遠部鉱山大黒沢東鉱床(原産地)
(Cu,Ag)6PbS4
標本幅 37mm

写真中の黒い脈中に古遠部鉱が含まれている。この産地で1981年に発見された珍しい鉱物である。脈の主成分は輝銀銅鉱(Stromeyerite)である。

銅と鉛を含む硫化鉱物で、銀を含む。銅と銀の割合は5:1程度である。斑銅鉱(Bornite)を切る輝銀銅鉱中に存在するが、極めて微細で目で見ることは出来ない。当然ながら分析によってのみ存在が確認される。方鉛鉱、閃亜鉛鉱、砒四面銅鉱(Tennantite)の他、方輝銅鉱(Digenite)やエレクトクラムも含まれている。

名前は原産地の古遠部鉱山に因む。原産地以外では同じく秋田県の釈迦内鉱山、ナミビアのTsumeb鉱山、オーストラリアのErasmus aditで発見されている。Tsumeb鉱山の古遠部鉱は、驚くべきごとに肉眼的大きさの結晶をしている。

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