ハウエル鉱(Hauerite)


青森県下北地方むつ市恐山
MnS2
標本幅 28mm

写真中の黒い塊がハウエル鉱である。白から黄色の部分は自然硫黄である。

和名が「方マンガン鉱」と呼ばれることもある通り、等軸晶系の二硫化マンガンの組成を持ち、結晶構造は黄鉄鉱と同じである。微小な八面体結晶の集合体として産出する。なお似た組成の、一硫化マンガンの組成を持つ閃マンガン鉱(Arabandite)があるが、産出は閃マンガン鉱の方が多いものの、立派な標本はハウエル鉱が多い。硫黄の数に差があり、硫黄が豊富な環境ならハウエル鉱、不足な環境なら閃マンガン鉱が精製される。

日本産では青森県の恐山のものが有名である。黒っぽい色の標本が多いが、実は酸化される前は赤みを帯びておりマンガン独特の色合いが分かる。条痕をとれば赤褐色なこともわかる。

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