ヘテロゲン鉱(Herogenite)


Kabolela Mine, Kambove, Central area, Katanga Copper Crescent, Shaba, Congo
Co3+OOH
標本幅 17mm

黒く光沢のある丸い粒の集合がヘテロゲン鉱である。緑色の部分は孔雀石である。

組成を見れば分かるとおり、ヘテロゲン鉱は針鉄鉱のコバルト置換体である。コバルトを含む鉱物自体種類も産出も珍しいが、金属元素のコバルトを単独で、しかも三価のコバルトが単独の鉱物はヘテロゲン鉱のみしかない。

ヘテロゲン鉱は針鉄鉱と似ており針状結晶の集合として産出する。この標本のように丸い粒の標本が多いが、これは自形ではなく、基盤となっている孔雀石の表面を覆うように生じているものである。

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