緑マンガン鉱(Manganosite)


京都府亀岡市碑田野町高村鉱山
MnO
画像幅 5mm

写真の茶色いハウスマン鉱(Hausmannite)の中に見られる緑色が緑マンガン鉱である。マンガンと酸素が化合した、マンガン鉱物の中では最も高品位(77.45%)のものである。
緑マンガン鉱は保存の難しさでは鉱物の中でも1位2位を争う。ハウスマン鉱を割ると、鮮やかな緑色の部分が見えることがある。これが緑マンガン鉱なのだが、殆どの緑マンガン鉱は数日中に黒変する。マンガンの一酸化物は不安定で、酸化されて黒色の二酸化マンガンに変化しやすいからである。
緑マンガン鉱の保存は古今東西いろんな人が腐心した。マニュキア液を表面に塗る人もいれば、使い捨てカイロで酸素を抜く人、あるいはプラスチックに封じ込めてしまう人もいる。しかしなかなか根本的な解決方法はないようである。
しかし、産地によっては数ヶ月、あるいは数年以上経っても黒変が殆ど進行しないものもある。この標本は購入品で、1994年採集となっている。つまり既に16年は経過しているが、まだ緑色を保っている。結晶度が高いほど黒変が進行しにくいという資料もあるが、詳しいことは分からない。

緑マンガン鉱は必ずハウスマン鉱から産出するのだが、他のマンガン鉱物に伴っている場合がある。その場合、緑マンガン鉱の周囲に薄いハウスマン鉱の層がある。

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