モアッサン石(Moissanite)


Allende meteorite, Pueblito de Allende, Chihuahua, Mexico
SiC
画像幅 6mm

写真中の灰色の部分に含まれるのがモアッサン石である。

モアッサン石は、炭化珪素の組成をもつ、非常に珍しい鉱物である。隕石中に多少含まれているが、殆どは目に見えない大きさである。

モアッサン石は、ダイヤモンドと珪素の中間のような性質を持っている。結晶構造は同一で、硬度は9.5とかなり硬い。純粋なものは無色だが、大体は窒素、アルミニウムなどの不純物によって緑色から黒色になっている。800℃以上にすると酸化するが、表面が二酸化珪素の不動体を形成する。
モアッサン石は、炭素-珪素の四面体の組み方によって、8種類の多形が存在するが、鉱物学的には全て同一で扱っている。

アエンデ隕石のモアッサン石は、超新星爆発の残骸であるといわれており、特殊な外形をしている。大きさは1〜5μm程度である。

モアッサン石の名前は、科学者のアンリ・モアッサン(1852〜1907)に因む。彼はモアッサン石を隕石中から見出した最初の人物で、人工ダイヤモンドの合成の研究でも知られる。また、弗素を単離したのも彼である。

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