モナズ石(Monazite-(Ce))


福島県石川郡玉川村川辺
Ce(PO4)
標本高さ 10mm

モナズ石は、セリウムの燐酸塩という、非常に単純な組成を持つ鉱物である。

モナズ石は、セリウムの重要な鉱石鉱物で、当然ながら他の希土類元素も含んでいる。またトリウムも豊富で、トリウム鉱石としても利用される。α崩壊によるヘリウムが多量に含まれており、加熱すると取り出すことが出来るほどである。

花崗岩ペグマタイトや砂鉱として産出するのが有名だが、変わった例では、堆積岩中にあるもので、モナズ石に1分子の水が入った組成を持つ「ラブドフェン(Rhabdophane)」が脱水して生成されるものである。この過程で出来たモナズ石は多孔質で、フィルターとして使える。

普通モナズ石といえば、セリウムの卓越した「セリウムモナズ石(Monazite-(Ce))」だが、他に「ランタンモナズ石(Monazite-(La))」もやや多く見られる。珍しい種としては「ネオジムモナズ石(Monazite-(Nd))」やサマリウムモナズ石「(Monazite-(Sm))」もある。

セリウムの用途は幅広く、ガラスの研磨剤、サングラス、蛍光体、ミッシュメタルなど、極めて多用な用途を持つ。セリウム自体は1803年にイットリウム鉱物から発見され、その2年前に発見された、小惑星としては初発見のセレスにちなんで名づけられた。

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