パラ鶏冠石(Pararealgar)


群馬県甘楽郡下仁田町西ノ牧鉱山
As4S4
画像幅 6mm

赤色の鶏冠石(Realgar)に伴うオレンジ色の粉末のようなものがパラ鶏冠石である。
光に弱い、湿気に弱い、振動に弱いと三拍子そろった鶏冠石は、簡単に分解してしまう。
その分解物は雄黄(Orpiment)や砒素酸化物だと様々に言われてきたが、少なくともそのうちの一部は同質異像のパラ鶏冠石に変化する。
すなわち大抵鶏冠石の標本にはパラ鶏冠石が伴うはずだが、坑道に生じた二次鉱物のように、鉱物と言えるかどうかは微妙かもしれない。天然で最初からパラ鶏冠石として生じている場合もあるのだから話もさらにややこしいことになる。この標本のパラ鶏冠石はヒビのない所を割った面にあったので、最初から生じていると考えている。

あまり研究されてこなかったのか、鉱物として認定されたのが1980年と比較的最近である。

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