ペロウダイト(Perroudite)


Lealted Mine, Chovar, Castello, Spain
Hg5-xAg4+xS5-x(Cl,I,Br)4+x
画像幅 6mm

写真中央部の微細な赤い点がペロウダイトである。1986年に発見された、比較的新しい鉱物である。
組成は水銀、銀、硫黄、塩素で、わずかにヨウ素や臭素を含む。硫黄の量が塩素よりも多いので、分類上は硫化鉱物になっているが、塩素と硫黄の量の差が少ないため、ハロゲン化鉱物に近く、中間的な存在である。
この産地では辰砂を伴う。どちらも赤く、微細な場合は区別がしにくいが、ペロウダイトは針状結晶をし、辰砂は粉末状なので、拡大すれば区別できる。

なお、感光性があるので、暗所に保存しなければならない。

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