ピクロファーマコ石(Picropharmacolite)


大分県佐伯市木浦鉱山ダツガタオ
Ca4Mg(AsO4)2(HAsO4)2・11H2O
標本幅 36mm

写真中の針状結晶がピクロファーマコ石である。

ピクロファーマコ石は砒素を含む鉱物の酸化で生ずる二次鉱物である。大分県のダツガタオでは砒鉄鉱(Lollingite)の酸化で生ずる。世界中のいろんな砒素の産地で発見されている鉱物であるが、日本では大分県で2009年に発見されたのが最初であり、割と最近である。

ピクロファーマコ石の名称は、マグネシウムを含むファーマコ石という意味である。ファーマコ石(Pharmacolite)は1800年に発見された鉱物で、名称はギリシャ語の「薬」に因んでいる。これはファーマコ石はカルシウムの砒酸塩鉱物であり、極めて強い毒性を持っているためである。ピクロファーマコ石は1819年に発見され、組成がマグネシウムを含むファーマコ石に相当することからこのような名称となった。ただし現在では、ピクロファーマコ石とファーマコ石は組成の関連がない別々の鉱物である事が分かっている。

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