ストロンチウム紅簾石(Piemontite-(Sr))


高知県香美市土佐山田町上穴内穴内鉱山鳳ノ森坑
CaSrAl2Mn3+(Si2O7)(SiO4)O(OH)
画像幅 8mm

脈状鉱物のピンク色の部分がストロンチウム紅簾石である。濃赤色の脈はストロンチウム緑簾石(Epiodote-(Sr))、黒い部分はオホーツク石(Okhotskite)とマンガンパンペリー石(Pumpellyite-(Mn2+))である。
濃赤色の部分にストロンチウム緑簾石、黒い部分にオホーツク石とマンガンパンペリー石という3つの日本産新鉱物を含む豪華な顔ぶれとなっている。

ストロンチウム紅廉石はイタリアのCassagna鉱山およびMolinello鉱山で1989年に発見されたもので、日本産新鉱物ではないが、珍しいことに変わりは無い。

穴内鉱山はチンゼン斧石の結晶や、ストロンチウムを含む紅簾石や赤い緑簾石が産出することで有名。最近ダムが出来ていくつかの坑道は水没したとのことである。

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