パイロクスマンガン石(Pyroxmangite)


栃木県鹿沼市日瓢鉱山
Mn(Mn2+,Fe2+)6(Si2O7)
画像幅 32mm

画像中の赤い結晶がパイロクスマンガン石である。

パイロクスマンガン石は準輝石に属し、バラ輝石(Rhodonite)と組成が同じであり見かけも似ているが、両者が共存する例は少ない。パイロクスマンガン石そのものは世界中のマンガン鉱物の産出地帯で見られるが、結晶になることが稀であり、それゆえの希産性がある。世界で最も有名なパイロクスマンガン石の産地は愛媛県の田口鉱山であるが、小さな結晶ならば栃木県のこの産地でも見られる。それ以外の産地で綺麗な結晶が産するのはブラジルしかない。

パイロクスマンガン石のマンガンを鉄で置換した鉱物はパイロクス鉄石(Pyroxferroite)と呼ばれる。パイロクス鉄石はパイロクスマンガン石より珍しく、最初に発見されたのはにアポロ11号が月の静かの海から採集した月の石である。1970年に発見された。2番目の発見はオマーンで発見されたドファー378という火星隕石で、宇宙の鉱物という性質が色濃く反映された。しかしその後、京都の磯砂鉱山や、他の地球の地点で続々と発見されている。しかし準輝石という性質上珍しい。ちなみに日本では最近では大成鉱山でも発見されている。

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