シホテアリン隕石(Sikhote-Alin meteorite)


Paseka Village, Sikhote-Alin Mts, Primorskiy Kray, Far-Eastern Region, Russia
標本幅 11mm

シホテアリン隕石は、オクタヘドライトに分類される鉄隕石である。

1947年2月12日、午前10時30分頃に、多数の隕石が落下した。太陽より明るい火の玉が爆音を轟かせながら落下する様子は半径300kmの地域で観測され、その後多くの火の玉が飛行機雲のような航跡を無数に空に残した。煙は5時間以上消えず、その様子を描いた切手が発行されている。

後の調査でこの火球の正体は小惑星であり、そのもともとの太陽を周回する軌道は楕円状で、遠日点が小惑星帯に達していたことが明らかになった。この小惑星が秒速14kmで地球に衝突したものと見られ、地上に衝突する前に大気圏で爆発四散したと思われている。

化学的には、オクタヘドライトでは一番ニッケルの含有量が少ない。ゲルマニウムやイリジウムも僅かに含む。

シホテアリン隕石からは10種類の鉱物が発見されている。表面は大気との摩擦で酸化している。酸化物の正体は地球上では珍しいウスタイト(Wustite)である。
93%
ニッケル 5.9%
リン 0.46%
コバルト 0.42%
硫黄 0.28%

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