スパー石(Spurrite)


岡山県高梁市備中町布賀
Ca5(SiO4)3(CO3)2
標本左右 74mm

ラベンダー色の鉱物がスパー石である。右上のスパー石を横切る脈の白色〜淡青色の鉱物がヒレブランド石(Hillebrandite)である。
スパー石自体はそこまで珍しい鉱物ではないが、珪酸塩鉱物よろしく普通は白色から乳白色で面白みがない。
しかし1970年に高温スカルンで有名な布賀で発見されたスパー石は美しいラベンダー色をしており、世界的に有名になった。発色の原因は良く分かっていないが、微量のチタン、あるいは希土類によるものとする説がある。稀に青色になる。
炭酸基を含んでいるので、塩酸をかければ発泡してゼラチン状になる。鑑定の一種の目安となるが、布賀のように色づいているならともかく、普通の白いスパー石は炭酸基を含んだ他の白い珪酸塩鉱物と共存しやすく、見分けがつきにくい。
珪酸塩鉱物の割には硬度5と柔らかい。しかしスパー石のミリ単位結晶が絡み合っているので、意外と緻密で硬く、ハンマーで打ち割るのは苦労する。

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