スティショフ石(Stishovite)


Ries Crater, Nordlingen, Swabia, Bavaria, Germany
SiO2
画像幅 8mm

写真中の結晶および緑色の部分に含まれるのがスティショフ石である。日本語の書籍では「スティショバイト」と呼ばれていることが多い。
スティショフ石は、隕石が衝突するような高圧下で、石英が変質して生成する二酸化珪素の鉱物である。写真の岩石は、隕石が衝突することでできた隕石衝突岩(Suevite)で、スティショフ石は、その岩石に含まれる石英中に、コース石(Coesite)と共に、顕微鏡サイズで産出する。10GPaと1200℃という高温高圧下で形成される。

Riesクレーターは、直径24kmで、1430万〜1450万年前に、直径1.5kmの隕石が衝突して出来たと考えられている。Riesクレーターに関しては、100年近く成因が議論されていて、火山説が長年有力視されていたが、エドワード・チャオ(Edward Chao)とユージン・マール・シューメーカー(Eugene Merle Shoemaker)によって、教会の建材に使われていた岩石からスティショフ石とコース石が発見されたことにより、隕石が原因であることが判明した。

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