ティール鉱(Teallite)


北海道札幌市南区定山渓豊羽鉱山
PbSnS2
画像幅 23mm

ラベルが無ければただの金属片でしかない鉱物がティール鉱である。
錫と鉛の大変珍しい硫化鉱物で、産地の豊羽鉱山でも末期にほんの一瞬産出したものである。そのため、豊羽鉱山のティール鉱は人気が高い。
豊羽鉱山はインジウム産出量としては世界一を誇っていて、2006年3月31日をもって閉山するまでは日本で最後まで稼動していた金属鉱山だった。鉱床自体はさらに深部まであるのだが、発破用ダイナマイトが岩盤の高温に耐えられず、現在の技術では事業継続が不可能である。

豊羽鉱山のインジウムは、亜鉛や鈴の硫化鉱物に「亜鉛インジウム鉱(Petrukite)」などの微細なインジウム鉱物が含まれているのだが、実質的には亜鉛鉱物や錫鉱物の亜鉛や錫を置換していると考えて差し支えない。ティール鉱もインジウム鉱石として一部採掘されていたので、この標本もインジウムを含む可能性があるが、分析していないので断言はできない。

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