チンゼン斧石(Tinzenite)


Tinzen, Kt. Graubunden, Switzerland(原産地)
(Mn2+,Ca)2Mn2+Al2B(Si2O7)2O(OH)
画像幅 20mm

斧石(Axinite)は「斧石類」の総称で、産出の多い順に鉄斧石(Axinite-(Fe))、マンガン斧石(Axinite-(Mn))、チンゼン斧石(Tinzenite)、苦土斧石(Axinite-(Mg))の4種類により構成されている。普通斧石と言えば鉄斧石のことであり、他の斧石は少ない。
写真の斧石はそのうちのチンゼン斧石で、ここの産地で1923年に発見された。他の斧石類とは違い、先頭のカルシウムの部分がマンガンに置換されている。

「斧石」という名前は、和名英名ともに「斧」を意味する単語から来ている。これは、結晶が鋭い斧を連想させるためである。しかし、他の斧石は「Axinite」がついているのに、チンゼン斧石だけは原産地の「Tinzen」(Tinzongとも表記)から来ている。これは、既にマンガン斧石が先に名前をつけられ(1909年発見)、チンゼン斧石には上手い命名法が見つからなかったのではないかと想像される。

鉱物一覧へ戻る

英名順一覧へ戻る

TOPへ戻る

inserted by FC2 system