重石華(Tungstite)


Tazna Mine, Atocha-Quechisla District, Potosi, Bolivia
W6+O3・H2O
画像幅 mm

写真中の黄色い部分が重石華である。和名は「酸化タングステン鉱」とも言う。黒い部分は鉄重石(Ferberite)、白から灰色の部分はスコロド石(Scorodite)である。

タングステンの単純な水酸化鉱物で、灰重石や鉄重石などのタングステン酸塩鉱物が分解すると生じる二次鉱物である。重石華に蛍光性は無いが、灰重石の微細なものが残っていると、見かけ上蛍光しているように見えることがある。6価の金属元素を含む、珍しい水酸化鉱物である。

普通は粉末状か皮膜状だが、これは極めて微細な結晶の集合体である。大体50〜80倍に拡大すると、雲母のような六角板状結晶が確認できる。

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