湯河原沸石(Yugawaralite)


神奈川県足柄下郡湯河原町不動滝(原産地)
CaAl2Si2O16・4H2O
画像幅 10mm

写真の結晶が湯河原沸石である。この産地で1930年に発見され、1952年に登録された鉱物である。

湯河原沸石は、共に産出する通常の沸石とは異なり、塩酸に反応しない性質を持つ。この鉱物を発見した櫻井欽一は、そのことから未知の鉱物種であることを予想したが、残念ながら当時新鉱物としての論文がだせず、登録が遅れてしまったのは有名な話である。

湯河原沸石の名前は、鉱山以外の地名では始めての鉱物で、湯河原町に因んでいる。産地の不動滝は、現在採集が禁止されており、絶産である。現在の標本は静岡県の大洞林道、又はインドのものがよく出回っているが、珍しい鉱物なのでやや高価である。

水分子が1個増えると、より珍しい「グースクリーク沸石(Goosecreekite)」となる。

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